映画『君の膵臓を食べたい』は、2017年に公開された浜辺美波さんと北村匠海さんがW主演している大ヒット作品です。
映画が大好きで、週末には必ずと言っていいほど映画を観ている私が、独自の視点で作品を紹介させて頂きます!
作品を観るか迷っている人は是非参考にしていただけると嬉しいです。
この記事でわかること
- 作品情報
- みどころ
- あらすじ
- 感想
- 『君の膵臓を食べたい』がおすすめな人
【君の膵臓を食べたい】作品情報
- 公開年:2017年
- 監督:月川翔さん
- 脚本:吉田智子さん
主な出演者
- 山内桜良(浜辺美波さん)
- 学生時代の僕(北村匠海さん)
- 学生時代の恭子(大友花恋さん)
【君の膵臓を食べたい】みどころ
「君の膵臓をたべたい」は命の儚さや、生きていることの尊さを感じることができる素敵な恋愛映画です。もしかしたら「君の膵臓をたべたい」というタイトルから、敬遠されている方もいるかもしれませんね?
しかし、このタイトルの本当の意味を知った時、あなたはきっと想像していた以上の切なさと優しさに包まれるはずです!
膵臓に重い病気を抱えながらも明るく生きているクラスで人気者の桜良と、そんな桜良とは対照的で、人と関わることを避けているクラスでは目立たない存在の僕。そんな2人の距離が少しずつ縮まっていく様子はとても初々しくて微笑ましい気持ちになります。
みどころは、浜辺美波さんと北村匠海さんのフレッシュな演技です♪
今や引く手あまたでたくさんのドラマや映画で活躍されている浜辺美波さんと北村匠海さん。そんな2人が演じる桜良と僕の世界観に注目です!
映画『君の膵臓がたべたい』は、2015年に彗星のように現れ、瞬く間に人気小説家になった住野よるさんのデビュー作が原作となっています。
ベストセラーにもなった素晴らしい原作を過去として描き、原作には存在しない12年後を描くことでより桜良の存在の大きさを感じられ、物語に深みを増してくれていると思います。
【君の膵臓を食べたい】あらすじ
高校時代のクラスメイトだった山内桜良(浜辺美波さん)の言葉に背中を押されて、母校で国語教師をしている僕(小栗旬さん)。しかし、自分から人と話すことが苦手な僕は教師を辞めようかと悩んでいました。
ある日、学校の図書館が老朽化のため取り壊されることが決まります。そこは僕が高校生の時に図書委員として過ごしていた場所でもありました。教え子で図書委員の栗山と本の整理を進めるうちに、12年前を思い出す僕。栗山に桜良と過ごしたかけがえのない日々を語り始めます。
12年前に盲腸で通院をしていた僕は、病院の待合室で「共病文庫」というタイトルが書かれた本を拾います。それはクラスメイトの山内桜良のものでした。天真爛漫という言葉がぴったりの桜良は、明るくて笑顔が絶えないクラスの人気者です。そんな桜良ですが、実は常に生死と向き合っていなければならないほどの重い膵臓の病気を患っていたのです。
僕が拾った「共病文庫」には、桜良に残されている余命が数年しかないことや、家族以外の誰にも話していないことが綴られていました。そんな桜良の秘密を知ってしまった僕は、桜良の「死ぬまでにしたい事」につき合わされることになるのです。
そして、図書委員になり放課後を僕と一緒に過ごすようになりました。桜良は僕のことを「仲良しくん」と呼び、そんな桜良のことを「君」と呼ぶようになる僕。桜良は都合など聞かずに、強引に僕を連れ出します。
今まで一人静かに過ごしていた僕の日曜日は、いつしか桜良の「死ぬまでにしたい事」を実行するための日曜日へと変わっていくのでした。
【君の膵臓を食べたい】感想
物語の感想
「君の膵臓をたべたい」というインパクトのあるタイトルに惹かれて映画館へ吸い込まれた私でしたが、観てよかったと心から思える作品でした。タイトルに込められた意味が青春や恋愛という言葉を超えたものだと知り心が震えました。
僕が桜良に憧れていたのと同じように、桜良も僕に憧れていたのは意外でした。きっと桜良は僕自身が気づいていない、僕の良さに気づいていたのでしょうね。桜良の死と中々向き合えなかった僕が、前を向こうと必死に桜良の家を訪れるシーンは忘れられません。桜良が残した共病文庫を読んだ僕が、子どものように泣きじゃくるのを見て胸が張り裂けそうでした。
「死ぬのが怖い」という気持ちに押しつぶされそうになる桜良を、笑顔にしていたのは僕の存在だったと思います。そんな僕が12年後に押しつぶされそうになっているのを救うのは、やっぱり桜良でしたね!
桜良が残したあの手紙のラストの言葉が「君の膵臓をたべたい」だったの観て、とめどなく涙が溢れました。12年という月日は経っていましたが、桜良と僕の想いが同じだったことに、僕が気づけてよかったです。
キャストの感想
桜良を演じた浜辺美波さんも、僕を演じた北村匠海さんもこの「君の膵臓をたべたい」で初めて存在を知りましたが、一瞬で2人の魅力に引き込まれました。
これからどんな未来が待っているのか楽しみでたまらない年頃なのに、数年しか生きられない現実を明るく受け止める桜良。
そんな桜良を見事に演じきっていた浜辺美波さんの演技には脱帽でした!桜良とは真逆な性格の僕を演じる北村匠海さんが、少ないセリフと表情で気持ちを表現する姿にも心奪われました。
こんなに最高のキャスティングを考えた人は天才です!
【君の膵臓を食べたい】こんな人におすすめ
涙活をしている全ての人に観てもらいたいのが、今回紹介させて頂いた「君の膵臓をたべたい」です!思わぬ展開に驚かされて、思わぬタイミングで涙が溢れること間違いありません。
恋愛映画と聞くと男性はちょっぴり手を出しづらいですよね。でもこの「君の膵臓をたべたい」は、男性にもぜひ観て欲しい、そんな作品です。
忘れていた初恋の思い出に胸がキュンとして恋をしたくなるはずです!
人の強さの裏側には必ず弱さが隠れていることを教えてくれた桜良。弱い自分だと思っていた僕の気持ちを強くしてくれたのも桜良でしたね。
僕に待っていたエンディングを観て、涙を拭いた人の全てが、前よりも晴れやかな気持ちになった自分に出会えると思うからおすすめです♪