映画【ゴールデンスランバー】逃走劇のハラハラを味わいたい人向け!あらすじと感想を紹介!

映画『ゴールデンスランバー』は、2010年に公開された堺雅人さん主演で、中村義洋監督の大ヒット作品です。

映画が大好きで、週末には必ずと言っていいほど映画を観ている私が、独自の視点で作品を紹介させて頂きます!

『ゴールデンスランバー』を観るか迷っている人は是非参考にしていただけると嬉しいです。

目次

【ゴールデンスランバー】作品情報

  • 公開年:2010年
  • 監督:中村義洋
  • 脚本:中村義洋、林民夫、鈴木謙一

主な出演者

  • 堺雅人
  • 竹内結子
  • 吉岡秀隆
  • 劇団ひとり
  • 香川照之
  • 柄本明

【ゴールデンスランバー】みどころ

「全く無実の一般人が突然首相の暗殺犯にしたてあげられたら…。」考えただけでも震えてしまいます。

主人公の青柳は突然暗殺犯にされ、全国指名手配されます。そんな青柳は絶対に捕まるわけには行かず、とにかく必死の逃走が始まります。青柳の逃走は常に誰かに見張られた状態で、どこに逃げても警察だらけで、もはや誰を信じれば良いのか分からない極限の精神状態に追い込まれていきます。

青柳がどのように逃げて逃げて逃げまくるのか、執拗に追いかけてくる警察官との戦いから目が離せません。青柳は無事に逃げ切れるのでしょうか。

また、映画のロケはオール仙台で、仙台を訪れたことがある方もない方も、仙台市のどこで撮影されたのかにも注目してもらいたいです。

【ゴールデンスランバー】あらすじ

主人公の青柳雅春(堺雅人)は、宅配で働いていた数年前にアイドルの凛香(貫地谷しほり)が暴漢に襲われていたところを助け出しました。そのことがあり、青柳は地元ではかなりの有名人でもありました。舞台となる仙台市では、地元出身である金田貞義(伊藤ふみお)首相の盛大な凱旋パレードが市内中心部で開催されていました。

その頃、青柳は大学時代の親友である森田森吾(吉岡秀隆)に呼び出され、森田から「お前、オズワルドにされるぞ!」と怯えた顔で告げられます。直後に金田はドローンの爆発によって暗殺されたのです。そして、なぜか警察官が青柳と森田が乗った車を目掛けてやって来ます。

森田が青柳を逃がした後、森田は車ごと爆破されてしまいます。青柳が逃げ始めた頃、すでに街中で青柳は首相を暗殺した犯人としてマスコミが大きく報道していました。青柳は自分が何らかの力によって犯人にしたてあげられたのです。

青柳はあらゆる人たちの力を借りながら必死に逃走を続けます。

【ゴールデンスランバー】感想

・物語の感想

ひたすら恐怖心しかありません。突然首相暗殺の犯人にさせられて、平穏な日々が消えてしまったらと考えただけで怯えてしまいます。青柳はそれでも必死に逃げて逃げて、とにかく逃げ続けていました。

青柳は時々涙を流すこともあります。勇敢に戦う姿と、ふと見せる弱気な姿とが交互に出てきて、やっぱり青柳は自分と同じ人間なのだと感じて、また辛い気持ちにさせられます。スリリングなシーンが立て続けに出てきますが、時々出てくる青柳と友人たちの穏やかなシーンは自然と心が温まったり、泣けてきたりしました。

青柳にも、こういう穏やかな時間があったはずなのにと、青柳が戦う強大な力が憎くなります。青柳が無事に逃げ切れるのか最後まで本当に緊張感が続きました。

・キャストの感想

堺雅人さんが大好きで、しかも、私自身が仙台市の出身であり、これはもう見なければ!と思っていました。堺雅人さんがとにかく走って隠れて、警察官から逃げ続けているのを見て、逃げて!と思わず口に出して応援してしまいました。

堺雅人さんの見せる様々な表情も必見です。花火大会のシーンで、堺雅人さんと竹内結子さんが穏やかに微笑んでいて、そのシーンは何度見ても泣けてきて忘れられません。

堺雅人さんの脇を固める俳優陣も豪華で、柄本明さんや伊東四朗さん、香川照之さん、滝藤賢一さんなどなど、それぞれが雰囲気にぴったりの役で登場してきます。

堺雅人さんを執拗に追いかけてくる刑事役の一人が永島敏行さんで、無表情で淡々と迫ってくる演技は恐怖感を煽ります。

【ゴールデンスランバー】こんな人におすすめ

原作者で仙台市出身の伊坂幸太郎さんが好きな人、仙台市が好きな人は絶対に見るべき作品です。ゴールデンスランバーほど仙台色の濃い作品はないと言っても過言ではありません!

また、私と同じように堺雅人さんが好きな人にも、ぜひ見ていただきたいです!!もちろん、伊坂幸太郎さんや仙台市、堺雅人さんが好きな人でなくても、スリリングな気分を味わいたいなら、見てみてください。

ストーリー自体は首相暗殺が大きなテーマになっていたり、ビートルズのポール・マッカートニーが秘められていたり、洋画が好きな人にもおすすめかもしれません。また、映画の主題歌や挿入歌の多くを斉藤和義さんが担当されているので、斉藤さんの音楽を聞くために見るのもアリです。

目次