映画【鍵泥棒のメソッド】もし入れ替わった人生を味わったとしたら?あらすじと感想を紹介

映画『鍵泥棒のメソッド』は、2012年に公開された堺雅人さん主演で、内田けんじ監督の大ヒット作品です。

映画が大好きで、週末には必ずと言っていいほど映画を観ている私が、独自の視点で作品を紹介させて頂きます!

『鍵泥棒のメソッド』を観るか迷っている人は是非参考にしていただけると嬉しいです。

目次

【鍵泥棒のメソッド】作品情報

  • 公開年:2012年
  • 監督:内田けんじ
  • 脚本:内田けんじ

主な出演者

  • 堺雅人
  • 香川照之
  • 広末涼子
  • 荒川良々
  • 森口瑤子

【鍵泥棒のメソッド】みどころ

記憶喪失になった山崎と、出来心で入れ替わった桜井がそれぞれ違う立場の人生を歩むことになります。

山崎は殺し屋、桜井は売れない役者という全く関わり合いのない日々を過ごしていました。一見、内容は深刻なのかと思いきや、笑えるポイントが意外と満載です。特に冒頭の銭湯のシーンは一番笑えると思います!

鍵泥棒のメソッドの見どころは2つあって、桜井と山崎がどのように入れ替わるのか、入れ替わることによって今までの人生とどのくらい変わるのかについて、ぜひ見てもらいたいです。

そして、桜井と山崎の入れ替わり人生に大きく関わってくるのが香苗です。香苗は山崎との関係を深めていきます。山崎、桜井、香苗がどのようにつながって、最後は元に戻るのか、最後まで注目してください。

【鍵泥棒のメソッド】あらすじ

山崎信一郎(香川照之)は凄腕の殺し屋です。山崎は仕事をする時は本名ではなく、コンドウと名乗っていました。

一方、計画性の全くない人生を送り、売れない役者をしている桜井武史(堺雅人)。また、水嶋香苗(広末涼子)は、何をするにも計画を立ててからでなければ行動を起こせません。

そんな計画重視の毎日を過ごしていた香苗は期日までに結婚しようと思いつきます。山崎は仕事の帰りに血を流すために、桜井は人生が上手く行かずに自殺しようとしたものの失敗をしたために、銭湯にやって来ます。

そして、山崎が風呂場で足を滑らせて倒れ、その隙に桜井は山崎のロッカーと自分のロッカーの鍵を交換し、山崎の荷物を持ち去ります。山崎は記憶喪失になり、自分は桜井だと思い込みます。

山崎は桜井として、桜井は山崎として生きる人生の始まりです。山崎が退院する日、山崎と香苗は出会います。香苗は山崎が気になり、山崎の世話をするようになりました。そして、香苗が山崎との結婚を決意する頃、山崎の記憶が戻ります。

【鍵泥棒のメソッド】感想

・物語の感想

冒頭の銭湯でのシーンは必見です!いかつい雰囲気の山崎が銭湯に堂々と入って来る段階で、かなりのギャップを感じました。

そして、山崎が風呂場に来て早々に盛大に転倒しますが、映画館で思わず声を出して笑ってしまうほどでした。銭湯シーンは、ストーリーのきっかけになる重要な部分でもあり、鍵泥棒というタイトルにも納得できます。

山崎と桜井はこれまで真反対の生活を送ってきて、2人が入れ替わったことで全く違う世界で生きるのが非常に面白く感じました。黒い世界で生きてきた山崎が穏やかに地道に頑張る生活をして、何にでも怯えているような桜井が殺し屋をするというギャップが良かったと思います。

・キャストの感想

堺雅人さんと香川照之さんといえば、某銀行ドラマでの白熱した共演で、名コンビとも言える組み合わせです。そんな堺雅人さんと香川照之さんがタッグを組んだ鍵泥棒のメソッドは、また違った2人の雰囲気を見せてくれる映画です。

山崎演じる香川照之さんが、殺し屋から非常に真面目で優しい好青年のような出で立ちで、言動もびっくりするくらい変わります。山崎のチェックシャツとジーパンといった服装の香川照之さんを見るのが初めてで、普段見れない貴重な姿に出会えました。また、堺雅人さんは流石の演技で、なかなか上手く行かない気の弱さは思わず手を差し伸べたくなります。

そして、広末涼子さん演じる香苗はバリバリのキャリアウーマンのイメージがある広末涼子さんとはかなり差があり、新鮮な印象がありました。

【鍵泥棒のメソッド】こんな人におすすめ

鍵泥棒のメソッドは、映画で思いっきり笑いたい人に見てもらいたい作品です。日々の生活で悩みがあったり、ちょっと落ち込んでいたりする時に、鍵泥棒のメソッドを見れば悩みもいつの間にか吹き飛んでしまうかもしれません。

笑いたいシーンは思いっきり声を出して笑って、泣きたいシーンは思いっきり涙を流して、自分の気持ちをリセットさせてみてください。

また、鍵泥棒のメソッドは、韓国や中国でリメイクされたり、舞台で度々上演されたりしています。日本版の鍵泥棒のメソッドを見てから、韓国や中国版、舞台を比べてみるのも面白いかもしれません。特に俳優の演技や映画全体の雰囲気の違いに注目すると、また違った作品に見えて楽しめると思います。

目次